格安SIMには、au回線、docomo回線を利用した格安SIMがあり、近年ではSoftBank回線を利用できる格安SIMも見かけるようになりました。
はじめてauなどのキャリアから乗り換えを検討している場合、「どう違うの?」と悩んでしまう方も多いのではないでしょうか。
au系・docomo系・SoftBank系と書かれている通り、一番の違いはどこから回線を借り受けているか、になりますが、それ以外にも知っておきたい違いはあります!
知らないで乗り換え先を決めると、今使っているスマホが使えなかった。自宅で電波が突然入らなくなった・・・。
なんてことにもなりかねません。
この記事では、乗り換え先を選ぶ前に知っておきたい各社の違いとおすすめポイントを紹介します!
au系・docomo系・SoftBank系格安SIMとは?
au系格安SIM・docomo系格安SIM・SoftBank系格安SIMの一番大きな違いは、その名の通り借り受けている回線の違いです。
au系格安SIMはauから回線を借りて運営している格安SIM(MVNO)で、docomo系格安SIMはdocomoから回線を借りて運営している格安SIM(MVNO)、最近見かけるようになったSoftBank系格安SIMはSoftBankから回線を借りて運営している格安SIM(MVNO)です。
格安SIMの中には、キャリア(MNO)から回線を借りて運営している格安SIMの他に、複数のキャリアから回線を借りて運営しているマルチキャリア、格安SIM(MVNO)からさらに回線を借り受けている格安SIMなども存在していて、現在では国内に600社以上の格安SIMが存在しているそうです。
格安SIMの違い
- au系格安SIM:auから回線を借りて運営している格安SIM
- docomo系格安SIM:docomoから回線を借りて運営している格安SIM
- SoftBank系格安SIM:SoftBankから回線を借りて運営している格安SIM
- マルチキャリア:複数のキャリアから回線を借りて運営している格安SIM
さらに格安SIMから回線を借りている格安SIMもある。
主要格安SIMの回線は?
テレビCMなどで毎日のように見かける格安SIMをそれぞれ借り受けているキャリア別にまとめてみました。
docomo回線を利用した格安SIMが圧倒的に多いことがわかると思います。
また、太字にしている通信会社は複数回線を利用できるマルチキャリアです。
au系 | docomo系 | SoftBank系 |
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※Y!モバイルは格安SIMではありませんが、主要通信会社のため載せました
au系・docomo系・SoftBank系格安SIMの5つの違い
au系・docomo系・SoftBank系格安SIMは、それぞれ利用している回線が違いますが、回線が違うことでそれぞれ異なる事があります。
乗り換え前に知っておいた方が良い大きな違いは、大きく分けて5つになるのではないかと思います。
au・docomo・SoftBank系格安SIMの5つの違い
- 通信エリアが違う
- 音声通話の品質が違う
- 通信制限の基準が違う
- 使えるスマホが違う
- 選べる格安SIMの数に大きな差がある
1:通信エリアが違う
それぞれ使っている回線が違うため、通信エリアが異なります。
au系格安SIMはau、docomo系格安SIMはdocomo、SoftBank系格安SIMはSoftBankと同じ通信エリアを使うことができます。
基本的に都市部であればどの回線も今時まったく電波が入らないと言うことはないと思います。
しかしながら、山間部や郊外でスマホを使う方が多い場合は、注意が必要です。
これらの地域でスマホを利用する場合で、今キャリアで問題なく利用できているのならば、同じ回線を利用した格安SIMへ乗り換える事が無難だと思います。
万が一乗り換えたあと、使えなくなった!なんて事になるとも限りません・・・!
POINT
今キャリアで電波が入っているなら、同じ回線の格安SIMへ乗り換えるのがおすすめ!
自分のエリアで格安SIMが使えるか事前に知りたい方はお試しSIMを利用してみるのもおすすめですよ。UQモバイルを無料で15日間試せるTryUQモバイルなどが人気です。
2:音声通話の品質が違う
通信エリア同様に大きな差はないものの、音声通話も利用している回線によって異なります。
キャリアと同等程度の品質で利用はできるので、特に雑音がひどい!なんて事はありませんが、auのVolte対応SIMを利用している場合は特に音声通話の品質が高いです。
しかしながら、どの回線の格安SIMを選んでも、利用が耐えられないほどの差はみられないはずです。
3:通信制限の基準が違う
通信制限は通常契約しているデータ容量を使い切ってしまうと適用されますが、au回線を利用している格安SIMの場合はau同様のもうひとつルールがあり、直近3日間に6GB以上データ通信を行うと、翌日通信制限がかかってしまいます。
4:使えるスマホが違う
回線が異なると使えるスマホも違います。
今使っているスマホを持ち込む場合には注意が必要です。
au回線の格安SIMで使えるスマホ
au回線の格安SIMは、auスマホであればSIMロックを解除すればほとんど全ての端末が利用できます。(古い端末の場合対応していないこともあるので、各社の動作確認済み端末を確認することをおすすめします)
同じくSIMフリーやロック解除済みの他社製iPhoneも利用可能。しかしながら、Androidの場合はauVoLTEに対応していない場合利用するのは難しいです。
- SIMフリーのiPhone
- SIMロック解除をしたau版iPhoneとAndroid
- au版のiPhone5s・6(SIMロックを解除しなくても使えます)
- auVoLTEに対応いている格安スマホ
docomo回線の格安SIMで使えるスマホ
docomo回線の格安SIMでは、docomoで購入したiPhoneとAndroidはほとんど全て利用できます。
また、SIMロック解除したiPhoneであれば他社製のものも利用可能。
格安スマホもdocomo回線に対応したもののがほとんどのため、au回線に比べると選べる幅はかなり広いです。
- docomo版のiPhoneとAndroid
- SIMロックを解除したau・SoftBankのiPhone
- SIMフリーのiPhone
- 格安スマホ
SoftBank回線の格安SIMで使えるスマホ
SoftBank回線の格安SIMで使えるスマホは、他と同様にSIMロックを解除したSoftBankのiPhoneとAndroidであればほとんどのものが使えます。
またSIMロックが解除されていれば他社のiPhonem利用できます。
- SIMロックを解除したSOftBankのiPhoneとAndroid
- SIMフリーのiPhone
- SIMロックを解除したdocomo・auのiPhone
- 格安スマホ
5:選べる格安SIMの数が違う
冒頭でも書いた通り、格安SIMは現在国内に600社以上あるそうです。
最近ではSoftBank回線を利用した格安SIMも増えてきてはいますが、docomo回線を利用した格安SIMが多いのが現状。
数が少ない方が選択肢が少なくて悩まなくて良いと個人的には思いますが、数ある選択肢から吟味したいこだわり派の方には気になる点かも知れません。
楽天モバイルやLINEモバイル、mineoなど、人気の格安SIMでは、年々複数のキャリアから回線を借り受けて、マルチキャリア・トリプルキャリア化をしているため、au回線もSoftBank回線の格安SIMも選択肢がぞくぞくと増えていくものと思います。
au系・docomo系・SoftBank系それぞれのおすすめ格安SIMと選ぶポイント
au系・docomo系・SoftBank系格安SIMの違いを紹介してきましたが、結局どこを選べば良いのかわからない!と思った方も多いと思います。
ここからは、それぞれのおすすめ格安SIMと、選ぶ際のポイント(こんな人が向いている)と紹介します。
au系格安SIMのおすすめと向いている人はこんな人
au系格安SIMがおすすめな人はこんな人です。
- auから格安SIMへ乗り換える人
- auのスマホを利用したい人
auユーザーはau回線の格安SIMへ乗り換えることをおすすめします。
理由は通信エリアが変わらない、auスマホをそのまま使うことができるからです。特にiPhone6以前の端末やiPhone8以降のiPhoneを利用している方はSIMロック解除不要で乗り換えられる格安SIMが多いのでおすすめです。またauのAndroid端末を使っている人もストレスなく乗り換えることができますよ。
おすすめのau系格安SIM
au回線を利用した格安SIMのおすすめは、UQモバイルとmineo(マイネオ)です。
UQモバイルは通信速度が格安SIMの中で最速と言われている本当に速い格安SIMです。かけ放題プランなどのauと似たプランもあるため、auからの乗り換えでストレスを感じることはないです。
対してmineoは、かけ放題プランを必要とせず、もっとスマホ代を節約したいauユーザーにおすすめの格安SIMです。通信速度はUQモバイルには劣りますが、そこそこ速い上、パケットをやりくりする機能が豊富なため、節約志向の強い方におすすめです。
今開催中のキャンペーンはこちらで紹介しています。
docomo系格安SIMのおすすめと向いている人はこんな人
docomo系格安SIMがおすすめな人はこんな人です。
- docomoユーザー
- docomo端末や格安スマホを使いたいと思っている人
- 山間部などに住んでいたり行く機会が多く、現在docomoを利用している人
(他回線にすると電波が入りにくくなる可能性があります)
おすすめのdocomo系格安SIM
docomo回線はかなりの数がありますが、その中でも当サイトのおすすめは楽天モバイルとIIJmioです。
楽天モバイルは、言わずもがな大きなシェアを誇る格安SIMで、楽天スーパーポイントが貯まります。au回線も扱っている格安SIMではありますが、docomo回線ではスーパーホーダイと呼ばれる10分かけ放題がセットになったスーパーホーダイが利用できるので、docomo回線の方が使い勝手が良い格安SIMです。
また老舗の格安SIMであるIIJmioもおすすめです。
SoftBank系格安SIMのおすすめと向いている人はこんな人
SoftBank系格安SIMがおすすめな人はこんな人です。
- SoftBankユーザー
- SoftBankのAndroidを使いたい方
おすすめのSoftBank系格安SIM
最近取り扱っている格安SIMの増えてきたSoftBank系格安SIMですが、利用者がまだそれほど多くないためか通信速度も速いと評判です。
そんなSoftBank系格安SIMのおすすめはLINEモバイルとmineoです。
LINEモバイルは、人気のカウントフリー機能がありLINEやtwitter、instagram、facebookなどを利用した時のデータ通信量がかかりません。
また、LINEモバイルはdocomo回線が遅いと言われがちなのですが、現在ユーザーがまだ少ないせいかSoftBank回線の方は爆速だと言われています。今がチャンスですw
またmineoは、au・docomo・SoftBankすべての回線を持ったトリプルキャリアなのですが、LINEモバイル同様に通信速度が現時点でかなり速いと評判で、基本料金も安いのでおすすめですよ!
自分にあった回線の格安SIMを選べばストレスフリーでお得に乗り換え可能!
au系・docomo系・SoftBank系格安SIMの違いを紹介してみました。
まとめ
- それぞれ借りている回線が異なる
- 回線が違うと通信エリアや音声品質が異なる
- 使えるスマホが異なるためキャリアから乗り換える場合はそのキャリアの回線を利用した格安SIMがおすすめ
[speech_bubble type=”fb-flat” subtype=”L1″ icon=”user1.jpg” name=”Aさん”]自分のスマホが使えなかった![/speech_bubble]
[speech_bubble type=”fb-flat” subtype=”R1″ icon=”user2.jpg” name=”Bさん”]乗り換えたら電波が入りにくくなった![/speech_bubble]
なんてことにもなり兼ねないため、キャリアから格安SIMへの乗り換えは自分にあった会社を選ぶことがおすすめですよ^^
キャリアから格安SIMへ乗り換えを検討している方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。
料金プランの目安にこちらの記事もおすすめです!