YouTubeの視聴やテザリングを日常的に使う方はとても多いと思います。しかしながらこれらを頻繁に使用していると、データ通信量を多く消費してしまうことに。
この記事では、YouTubeやテザリングに必要なデータ容量の目安や、大容量データプランのおすすめ格安SIMを紹介します。
YouTubeやテザリングに必要なデータ容量の目安は?
YouTubeやテザリングは、一体どれくらいのデータ容量を消費してしまうのでしょうか?ここからは各サービスごとに消費するデータ容量の目安をみていきたいと思います。
YouTubeなどの動画視聴に必要なデータ容量はこれくらい
YouTubeが好きで、毎月通信制限がかかってしまう人はとても多いと思います。
それほど多くのパケットを必要とする動画視聴。
音楽などのMVを1曲(約5分)聴いた場合、約25MBのデータを消費すると言われています。
なお高画質動画の場合はこの倍近くのデータ通信量が発生します。
では、実際にどれくらいのデータ容量があれば、ストレスなく利用できるのでしょうか?ここでは一般的な月額データ容量を元に、最大利用時間と1日あたりの目安をまとめてみました。
データ容量 | 最大利用時間 | 1日あたり |
1GB | 3時間 | 5.8分 |
3GB | 10時間 | 19.3分 |
5GB | 16時間 | 32.2分 |
10GB | 33時間 | 64.5分 |
1日1時間視聴するなら最低でも10GB以上のプランへの加入が必要
観ているうちについつい長時間みてしまうYouTubeなどの動画アプリ。
1日1時間観たいと思うと、最低でも10GBは必要です。
気になる曲を数曲と、ちょっとした動画の閲覧程度なら、3GBまたは5GBあれば問題ないかも知れませんが、その他のアプリでもデータの消費は進みますから月末には通信制限になってしまう可能性も・・・
テザリング時のデータ通信量の目安
テザリングでノートパソコンやゲーム機などを利用する際に使用すると思われるアプリケーションの主なデータ消費量は以下の通りです。
- メールの送信・受信:約500KB(1通)
- インターネットの閲覧:150KB(1ページ)
この消費量を踏まえて、テザリングで1日ノートパソコンを使った場合に想定されるデータ通信量はざっくり試算してみました。
- メールの送信・受信:30通 15,000KB
- インターネットの閲覧:100ページ 15,000KB
合計:30,000KB(29.30MB)
ざっくり計算なので、メールに添付ファイルがついていた場合や動画を視聴した場合は、この倍以上にデータ通信量があがる可能性があります。
さらにスマホも普段通り使うことを踏まえると、テザリングの場合も10GB以上のプランへ加入した方が良さそうです。
YouTubeやテザリングを利用する場合、10GB以上のプランへの加入が必要
YouTubeもテザリングも多くのデータ通信量を消費するため、最低でも10GB以上の料金プランへの加入が必須だと言うことがわかりました。
これに加え日常使いをする事を考えると、20GBのプランくらいは加入しておいても損はないかも知れません。
また、大容量のデータをストレスなく使うには、それなりの通信速度も必要です。
適切な通信速度についてはこちらの記事をぜひチェックしてみてくださいね。
YouTubeやテザリングは利用するけど、スマホ代は安くしたい!解決策は?
最低でも10GB〜20GBプランの加入が必須ということがわかりましたが、ドコモ・au・ソフトバンクなどの三大キャリアでこれらの容量を使う場合、軽く8,000円〜1万円がかかります。
正直ちょっと高いですよね……。
「少しでも安く使いたい」と思う方は格安SIMがおすすめです。
格安SIMは料金が安く、テザリングの利用料も無料。
基本使用料がもともと安いので、でデータ容量の大きなプランを契約しても、キャリアよりずっと安く利用する事ができます。
また、今のスマホのまま乗り換えることができるので、新しくスマホを買う必要もありません。
通信速度が不安定だと言われがちですが、多少の節約程度で良いのならキャリアのサブブランドの格安SIMを選ぶことで、通信速度はそのままで料金を安くすることもできます。
- 今のスマホがそのまま使える
- 大容量プランでも安い
- テザリングが無料
10GB以上の料金プランのある格安SIMは?
最近はほとんどの格安SIMで大容量プランがありますが、今回は数百ある格安SIMの中でも利用者の多い上位9社のプラン・料金をまとめてみました。
10GB | 12GB | 14GB | 20GB | 24GB | 30GB | 40GB | 50GB | |
UQ | – | – | 4,378円 | – | – | – | – | – |
Y! | – | – | 4,378円 | – | – | – | – | – |
楽天 | – | – | 4,928円 | – | 6,028円 | – | – | – |
mineo | 3,443円~ | – | – | 5,049円~ | – | 7,161円~ | – | – |
LINE | 3,542円 | – | – | – | – | – | – | – |
BIGLOBE | – | 3,740円 | – | 5,720円 | – | 8,195円 | – | – |
IIJmio | – | 2,486円 | – | – | – | – | – | – |
イオン | – | 3,608円 | – | 4,148円 | 6,248円 | 7,678円 | 9,878円 | |
OCN | 3,300円 | – | – | 5,335円 | – | 7,425円 | – | – |
安いのはmineo・イオンモバイル
各社データ容量がバラバラなため厳密な比較にはなりませんが、総合してmineoとイオンモバイルが料金が安い傾向があります。
料金プランもmineoが30GB、イオンモバイルが50GBまであるので、テザリング・動画視聴してもギガ死することはなさそうです。
mineo(マイネオ)
回線 | A・D・S |
データ容量 | 500MB・3GB・6GB・10GB・20GB・30GB |
節約モード | あり |
かけ放題 | オプション(935円) |
口座振替 | なし |
家族割 | あり |
パケットシェア | あり |
iPhone取扱 | なし |
mineoの特徴は、ドコモ・au・ソフトバンクすべての回線を使えるマルチキャリア・わかりやすい料金プラン・最安値に近い料金体系・パケットシェアです。
mineoは派手な割引は少ないですが、データ容量・回線を組み合わせるだけのシンプルな料金プランでわかりやすく、料金も安いです。
マルチキャリアのため、たとえばau回線が遅いと感じたらドコモ・ソフトバンク回線へ変更することもできます。
また、最大の魅力はパケットシェア機能で、あまったデータ容量を家族はもちろん他人ともシェアすることができ、データが余った時は無料で1GBまでもらうこともできます。(自分が余ったパケットはシェアするのがおすすめです。)
その他、おみくじやmineoレーダーなど、ユニークなサービスが多く、なんだかんだでパケットがたくさんもらえるため、ギガ死とは無縁になります。
- au・ドコモ・ソフトバンク回線が選べる
- 料金がわかりやすくて安い
- 家族以外ともパケットシェア可能
- コミュニティ(マイネ王)が盛ん
イオンモバイル
回線 | A・D |
データ容量 | 500MB・1GB・2GB・4GB・6GB・8GB・12GB・20GB・30GB・40GB・50GB |
節約モード | あり |
かけ放題 | オプション(935円/月) |
口座振替 | なし |
家族割 | なし |
パケットシェア | あり |
iPhone取扱 | なし |
投稿が見つかりません。イオンモバイルは、スーパー大手のイオンが運営する格安SIMです。
イオンの特徴は、なんといっても近くのイオンで契約できること!
スマホショップは近くないけど、イオンはあるって方も多いのでは?そんな方はイオンモバイルを選択肢に入れてみるのはいかがでしょうか。
豊富なデータ容量から選べるので自分に合ったものが選ぶこともできます。派手なサービスはありませんが安心して使える格安SIMです。
- 全国のイオンで手続き可能
- ドコモ回線・au回線が選べる
- データ容量が豊富
速度重視ならUQモバイル・ワイモバイル
通信速度を重視するならUQモバイルかワイモバイルがおすすめです。
この2社はau・ソフトバンク系列の格安SIMなため、速度はキャリアとほとんど変わらず使えます。
しかし、データ容量が増額オプションをつけても17GBまでしか増えないため、ヘビーユーザーの方には物足りないかも知れません。
UQモバイル
回線 | A |
データ容量 | 3GB・9GB・14GB |
節約モード | あり |
かけ放題 | オプション(770円/月) |
口座振替 | あり |
家族割 | あり |
パケットシェア | なし |
iPhone取扱 | あり |
UQモバイルは、言わずもがなauと同じKDDIグループの格安SIMです。
通信速度は格安SIMでもっとも速いと言われていて、唯一のデメリットである昼時の速度低下も起こりません。
回線も当然auのものを使うので、乗り換えても通信エリアや通話品質も変わらず使えます。
また、キャッシュバックも積極的に行なっているので、初期費用を実質0円で乗り換えることもできます。
料金は他社に比べて少し高いですが、口座振替やキャリア決済など、auと遜色なく使えるサービスも多いため、「auと変わらず使いたい」方はUQモバイルがおすすめです。
- auと同じKDDI系列
- 店舗が多くて安心
- au回線を使用
- 通信速度が格安SIM最速
- WEB申し込みならキャッシュバックがもらえる
- 節約モード完備など格安SIMとキャリアの良いどころ取りができる
- auと変わらず使いたい人におすすめ
- iPhoneの取り扱いあり
ワイモバイル(Y!モバイル)
回線 | S |
データ容量 | 3GB・9GB・14GB |
節約モード | なし |
かけ放題 | プラン込 |
口座振替 | あり |
家族割 | あり |
パケットシェア | なし |
iPhone取扱 | あり |
ワイモバイルもご存知の通りソフトバンクグループの格安SIMです。(正しくは格安SIMではなくサブブランドだそうです)
ワイモバイルはUQモバイルと似たようなプランが多く、UQモバイルかワイモバイルで悩まれる方も多いかと思いますが、大きな違いは、かけ放題が料金プランに組み込まれている点です。
かけ放題を日常よく使っている人は、ワイモバイルの方が何も気にせず使えるのでおすすめだと言えます。
また、WEB申し込みなら5のつく日に申し込むとPayPayポイントがもらえる実質キャッシュバック施策も積極的に行われています。
しかし、auのAndroidスマホをそのまま使う場合は、回線が変わる関係で電波が入りにくくなる等の不都合が起こる可能性があるので事前に確認しましょう。
- ソフトバンクのサブブランド
- 店舗が多くで安心
- 5のつく日がお得
- 通信速度もキャリア並に安定
- かけ放題込みの料金プラン
- キャンペーンやセールも多い
- iPhoneの取り扱いあり
料金よりも速度重視の場合はキャリアの無制限プランがおすすめ
スマホ代を安くするよりも、通信速度を重視したい場合は、キャリアの無制限プランを利用するのがおすすめです。
特に家族割などの割引を適用できる方は、30GB以上のプランなら格安SIMよりも安くなる可能性も高いです。
格安SIMはニーズに合ったものを選ぼう
BIGLOBEモバイルのように、自分のニーズに合った格安SIMを選ぶことでスマホ代を安くしながら快適に使うことができます。
各社特徴があるので、以下の記事を参考に自分にあった格安SIMを探してみてください。
テザリングもYouTubeも格安SIM×大容量プランで快適&お得に!
最後まで読んでいただきありがとうございます。自分が契約すべきデータ容量はイメージできたでしょうか?
最後にこの記事の総まとめです。
こんな方におすすめ
このように、格安SIMはニーズに合ったものを選べばスマホ代をぐっと抑えることができますよ。ぜひ参考にしてみてくださいね。