テレビCMなどでも話題の格安SIM。
気になっていはいるけど、実際どうなの?と思っている方も多いのではないでしょうか。
この記事では、格安SIMのメリットとデメリットに、デメリットの対策方法を紹介します。
読んでみて、「格安SIMに向いているかも!?」と感じた人は思い切って乗り換えてしまいましょう^^スマホ代がぐっと安くなりますよ!
格安SIMのメリット・デメリット
格安SIMのテレビCMでは良いことばかりが流れていますが、デメリットも少なからず存在します。
乗り換えたあとに「こんなはずじゃなかった!」と後悔しないためにも、格安SIMのメリット・デメリットをきちんと知っておきましょう^^
格安SIMのメリット
格安SIMのメリットはなんといっても料金が安くなること!
また、2年縛りがないなど大手キャリアを利用していた時に感じていた束縛はありません。
自分で自由に通信会社や端末、プランを選ぶことができます。
メリット1:料金が安くなる
auの場合、スーパーカケホ(2,019円)にデーター定額3GB(4,989円)を組み合わせた場合、月々7,365円。端末代金が残っている場合は、これに端末代金も上乗せになっていると思います。
それに比べ、たとえばau回線を利用したau系格安SIMなら、月々のスマホ代を2,000円以下にすることができます。
これらの格安SIMはau回線を利用しているので、乗り換え後も同じ回線を使っているのに、ぐっと基本料金を下げることができますよ^^
データ容量3GBの料金プラン比較
通信会社 | ||||
基本使用料 | 7,365円 | 1,661円 | 1,848円 | 1,760円 |
auとの差額 | – | 5,704円 |
5,517円 |
5,605円 |
auの場合、かけ放題プランが基本料金に含まれているため、サービス面では格安SIMの方が落ちるものの、全てのキャリアで5,000円以上安くなります。
メリット2:料金がずっと変わらない
さらにうれしいのが、多くの格安SIMでは大手キャリアのような基本料金の変動はありません。
契約後から解約までずーっと基本料金は同じまま。
大手キャリアのように1年目だけお得で、2年目、3年目以降に料金が値上がりするようなことはありません。
メリット3:2年縛りがない
auを解約したいと思うきっかけのひとつになるのが、2年縛りではないでしょうか。
auの場合は誰でも割に加入していると、強制的に2年単位の自動更新契約になります。
この誰でも割に加入しないと、月々の基本料金が高くなってしまうため、ほとんどの人が加入していると思います。
この誰でも割は、更新月以外の契約期間中に解約した場合、解約手数料として10,450円がかかるため、2年間は泣く泣くキャリアを利用している人はとても多いのではないでしょうか。
この2年縛りが格安SIMにはありません。
具体的には、音声通話の付いているプランの場合は最低利用期間がある格安SIMもありますが、2年のような長期的なものではなくほとんどが1年間です。
メリット4:端末を自由に選べる
auでは、auでラインナップされている端末からスマホを選ばなければなりませんでしたが、格安SIMは、端末は自分で用意することができます。
auで使っていたスマホのまま乗り換えるのはもちろん
SIMフリーであれば、AppleであたらしいiPhoneを買ってきて使うこともできますし、2万円台の格安スマホをゲットして、とことん安く使うこともできます。
※各社動作確認端末である必要があります。
メリット5:音声通話を選べる
日本最大のモバイル専門のマーケティング機関であるMMD研究所の調べによると、スマホユーザーの86%は1ヶ月間に1時間未満しか通話をしないそうです。
キャリア番号を使って通話をしている人(N=1,218)を対象に、1カ月の通話時間を聞いたところ、「1分以上3分未満」が15.9%と最も多く、次いで「5分以上10分未満」が14.8%、「1分未満」が14.6%という結果となった。また、86.1%が1カ月の通話時間が「1時間未満」であることがわかった。
MMD研究所より引用
かく言う私も、ほとんど電話を使いません。
それなのにauを利用している時はかけ放題が付いていて、毎月1,700円/月を支払っていたと思うと本当にもったいないなぁと感じます。
毎月1,700円/月の元を取るには、1ヶ月間で5分以内の通話を8.5回する必要があります。※
約週に2回通話をする必要があるのですが、そんなに電話していますか?
※5分かけ放題となるスーパーカケホを利用した場合。通話料金は30秒/20円で算出しています。
格安SIMには、この強制的なかけ放題などの通話プランがありません。
かけ放題はセットになっているプランやオプションを必要な人だけ、自分の意思で選ぶことができます。
そのため通話をほとんど利用しないユーザーにとっては、無駄な料金を支払う必要がありません。
また、音声通話機能自体が付いていないSIMカードも販売されているので、2台持ちの場合やテザリング専用として、電話番号不要で契約することも可能です。
格安SIMのデメリットと対策
格安SIMにはメリットだけでなく少なからずデメリットも存在します。
しかし、そのデメリットの多くは対策を取ればそこまで気にしないものがほとんどです。
ここからは格安SIMのデメリットとその対策方法について紹介します。
デメリット1:通話料金が高い
これはメリットでもありますが、auのようにかけ放題は基本料金に含まれていないため、通話をした場合の料金が30秒/20円と高額です。
しかし、この金額はauのスーパーカケホの5分超過時と同じ金額ですし、ちょっとの工夫で通話料金がほとんどかからず利用することができます。
通話料金の対策
通話料金の対策は、通話アプリを利用することです。
通話アプリとは、アプリを経由して電話をかけることで、通話料が半額以上安くできるアプリです。
アプリにもIP電話を利用するものから、電話回線を利用するものなどさまざまなので、自分にあったアプリを選ぶことができます。
この対策について詳しくはこちら
格安SIMに必須の通話アプリ比較!
デメリット2:支払い方法が限られている
auでは支払い方法には口座振替か、クレジットカードが選択できましたが、格安SIMの支払い方法はほとんどがクレジットカード払いのみです。
また、クレジットカードは本人名義のものが必要なため、クレジットカードを持っていない人は申込みができません。
クレジットカードをあまり使いたくないって人は、大きなデメリットとなりそうです。
支払い方法の対策
クレジットカードがない場合は、口座振替に対応した格安SIMを選ぶか、クレジットカードを持っている人の名義で契約をし、利用者を自分の名義で登録すれば問題ありません。
未成年者などのクレジットカードを持っていない人が格安SIMを利用する場合は、親の名義で契約をし、利用者を本人(未成年者)として登録をすれば利用可能です。
2017年9月追記
UQmobileではついに口座振替の対応をスタート!
auで口座振替をしていた方も乗り換えやすくなりました。
デメリット3:キャリアメールが使えない
auで付与されていた@ezweb.ne.jpのアドレスを一般的にキャリアメールと呼びます。
このキャリアメールが格安SIMでは使えません。
auから乗り換えるので、@ezweb.ne.jpのアドレスが使えないのはもちろんですが、乗り換え先の格安SIMから付与されるメールアドレスは、パソコンで利用するメールアドレスと同じタイプのものとなるため、今まで使っていたキャリアメールと同じ使い方はできなくなります。
キャリアメールの対策
キャリアメールをどうしても利用したい場合、UQmobileなら利用が可能です。
しかし、オプションサービスのため200円/月かかりますし、大手キャリア時とまったく同じ使い方はできません。
個人的にはこれを機にキャリアメールの利用から、G-mailなどのメールサービスへ移行することをおすすめします。
この対策について詳しくはこちら
キャリアメールが使える格安SIM
デメリット4:店舗がない
格安SIMは、auと比べて実店舗がほとんどありません。
au系格安SIMで一番店舗の多いUQ mobileでも48店舗。
Fiimoは1店舗しかありません。
しかもこれらの店舗は、新規申込みに特化したサービスを行っているため、auのように利用者のプラン変更や料金の支払いなどは基本的にはできません。
店舗の対策
店舗がない分活用したいのは、電話、チャット、メールなどのサポートです。
操作方法などがわからない場合は、電話やチャットで相談すれば丁寧に教えてくれますし、料金プランについてはマイページから自分で行えるため、データ容量プランを毎月変えたり、かけ放題プランを追加したりと、スマホ1台で手軽に行うことができますよ。
対策にはなっていないかも知れませんが・・・
そもそも、大手キャリアのように料金プランが複雑ではないため、料金プランで悩むこともありませんし、今のスマホのまま乗り換えればスマホの使い方を相談することもないと思うので、サポートへ問い合わせること自体がほとんどないと思います^^
デメリット5:LINEが使えなくなる?
よく噂になっているのが、格安SIMに乗り換えるとLINEが使えなくなるのでは?と、言うこと。
実際には、LINEは使えます!
しかし、格安SIMに乗り換えると、年齢認証が行えなくなるため、LINEのID検索が利用できなくなります。
LINEのID検索の対策
LINEのID検索の対策は3つあります。
- LINEモバイルを利用する
- auのスマホのまま乗り換える
- 他の友達追加方法を利用する
LINEが運営しているLINEモバイルであれば年齢認証が行えるので、格安SIMでもID検索が利用できます。
また、LINEの年齢認証済みのauスマホのまま乗り換えれば、そのスマホを使っている間は格安SIMでもID検索が利用できますよ^^
LINEでは、ID検索以外にもURLを伝えて友達追加する方法があり、意外とID検索ができなくても、そこまで大きなデメリットを感じることはないかも知れません。
この対策について詳しくはこちら
LINEのID検索を使う方法と対処方法
メリット・デメリットどちらが多いですか?
格安SIMで一般的によく言われているメリットとデメリットを紹介しましたが、あなたはメリットとデメリット、どちらが多かったですか?
格安SIMは料金が5,000円近く安くなったり、自由に通信事業者を乗り換えることができる反面、自分で料金プランや通話料などを理解して利用する必要があります。
デメリットと対策を見て、それでも埋められないデメリットを感じた場合は、auにとどまった方が無難ですが、ちょっとでもメリットの方が多いと感じた場合は格安SIMへ乗り換えた方が、スマホ代も節約できますし、得だと感じることがたくさんありますよ^^
auユーザーの方はau系格安SIMへの乗り換えがおすすめです。